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妄想∞すてーたす

∞の現実ネタを取り入れたBL二次小説を創作しております。主にやすば中心ですが、メンバー全員愛してます。

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「酒には飲まれても恋には溺れるな」∞やすば

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9月。

俺らの誕生日月。



毎年のごとく、みんなに祝ってもろて、幸せいっぱい笑顔いっぱいで、夜は渋やんと2人で過ごす。

長年連れ添った夫婦のように肩を並べて、何を話すでもなく、ただ二人の生誕を祝う。


渋やんの好きなワインも用意して、ケーキももちろん食べて、
だらっと過ごしながら目の前の写真を見つめる。



「これ、去年の?」


「ん?ああ、確か…そう」



すっと手にとって見やる。
写真には酔った顔のメンバーがうつってて、それはそれはみんな幸せそうな顔してる。


そんな姿見ると微笑ましくなって、俺は関ジャニ∞で良かったなって心から思える。



きっと渋やんもそうやろう。

こんな写真を大事に飾ってるんやから。



……まあ、怒るやろうから言わんけど。



「にやにやして気持ち悪い」


「えー、気持ち悪くてもええけどな~。しゃーないやん。関ジャニ∞のこと考えたらこんな顔しか出来んのやもん」


はっきり話す俺に呆れ顔の渋やん。

アホやな、とか思ってるんやろな。


いや、まああながち間違ってないんやけどさ。







「…なあ、思わん?」


「は?何が?」


急すぎる、と言われて、確かにと納得してしまう。
自分の中では続いてた疑問符が宙に浮いたまま笑いに変わった。



幸せや。



「関ジャニ∞で良かったな、って」



「………ああ。そんなこと」




あたかも普通なことのように言われて、苦笑してしまった。



「そんなことって、凄いことやと思うんやけどな」


「分かってるよ、凄いことやって。でも、ヤスに言われると今更やなって」



そう話した顔はどこか優しくて、こっちまで柔らかい雰囲気になる。
たぶん渋やんは気づいてないんやろな。自分が関ジャニ∞のこと話すとき、こんな顔してるなんて。

俺らってほんま愛されてんなーって幸せに思うことも。



でもさ。

ほんまに凄いことやと思うんよ。


一息ついて、渋やんを見つめた。



「…この人生を歩んできたから渋やんとこうして出会えて、今この瞬間を一緒に過ごせてるんやね。
そう考えたら凄いことやな」


「……………」


「俺はこの道を歩んで正解やったみたいや」


満面の笑みやと思う。
まっすぐ見つめた渋やんの目が大きく開かれて、そのままうっすら細められる。

あったかい眼差しで手元の写真見つめて、驚きつつも悪戯に微笑んでくれた。





「ちっさいなあ」



その顔は俺の好きな表情のひとつで、俺は見つめたまま笑って首を傾げる。
言われてる言葉はキツイはずやのに、言い方が愛のある優しいトーンやから、どうしても緩んでしまう。

そんな俺をチラリと見つめて、大きな目が俺をまっすぐ捉えて離さない。




「お前は今の人生選んでへんかったら俺とは出会えてないんか?」




「え、……どう、やろ?」


急な質問と吸い込まれそうな瞳に釘付けになる。


そのまま渋やんは俺を見続ける。





「…俺は違う」


「……?」




「俺は、どんな人生を選択してても、お前のことは見つけてた。どの選択肢にもお前はいるはずやから、…きっとどうなってようと今この景色は変わってないはずや」



自信たっぷりに話す渋やんがカッコよすぎてときめきと少しの悔しさで心が締め付けられる。


何も返せない俺に、渋やんは嬉しそうに笑ってくれた。



「……だって、ヤスはいつだって隣で笑ってくれてるんやろう?」




そんなことっ………


分かってるくせに。
俺の言いたいことも、想ってることも、渋やんが望むまま答えが用意されてんのに、わざわざ聞くとこが厭らしい。







「ほんっま、男前すぎて俺が恥ずかしい」





顔を赤くしながらそんなことしか返せんかった。
そんな俺を楽しそうに見つめて、渋やんが口を開く。




「とりあえずは来年も一緒に祝おうや」



「え、あ、…もちろん!」



「………約束な」




不敵に笑う渋やんがお酒の力もあってかカッコよすぎて、俺の顔がどんどん熱くなる。

カッコいいのに、約束ってゆう渋やんは可愛くて。




あー
ほんまにこの人は、って

翻弄される自分に一番呆れてしまう。





「おめでとう、ヤス」


「渋やんこそ、おめでとう」



俺の言葉にニッと笑ってワインを飲む仕草も色気があって、

たぶん俺は、


来年も再来年も、きっとその先もずっと…………




この人に翻弄されて、


この人だけを求めて、



この人しか見えなくなっていくんやろう。





でも、

こんな風に笑ってくれる幸せそうな姿がずっと隣にあるのなら


それも、いいかなって


思えてしまう。




これも、


きっと、



お酒の力なんかもしれん。





「好きやで、渋やん。愛してる」






そう、


きっと、これも。




すべて。



end




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  1. 2015/10/02(金) 00:36:17|
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