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妄想∞すてーたす

∞の現実ネタを取り入れたBL二次小説を創作しております。主にやすば中心ですが、メンバー全員愛してます。

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独りじゃないよ。

.





真夜中の公園。
何をするでもなく佇んで、静寂の中目を瞑る。

当たり前のように何も見えなくなって、何も考えず無になろうと深呼吸。

別に。
何かあったわけじゃない。
悩んでるわけでも、決して。

ただ、
こういう気持ちになることは少なくなくて、ひとりじゃないのに独りになりたがるというか。
勝手な自分の本能的なもの。



「…………………」




もう、冬や。
さむい。
帰らなきゃ。

分かってるのに進まない足取り。
無になっても追ってくるものはなんやろう。わからん。
…わからん。

たくさん考えた、はず。
それやのに答えは全くまとまらず、
きっとどれも正解ではないんやろうってどこかで思ってる。
わかってる。…わかる。


俺はアホやけど、そんなんも分からんほどアホじゃない。


「…………アホのがええ」



夜空見上げて呟いた言葉が風に流れていく。
たくさんのモノが自分を笑っているような。嫌な気持ちになる。
眉間にシワを寄せて地面に目を伏せた。


そんな時に響いたのは携帯で。
おもむろにポケットを漁る。
それは電話ではなく、LINEやった。
みんなでグループLINEしよう、とヤスに勝手に登録されたことが頭に浮かぶ。
よく分からんまま俺は放置してたけど、みんなはたまに送ってくる。

必要事項であったり、しょーもないことやったり。
そう思うと自然と笑みが零れてることに気づいた。




"誰か、モンハンしようや"




そんなヨコからのLINE。
たわいのないやり取りを、俺はソッと眺めてしまう。



大倉 "今から?"

錦戸 "明日、めっちゃ早いで?だいじょぶなん?横山くん起きれる!?"

横山 "ちょっとだけや"

丸山 "裕ちん絶対ちょっとで終わらんやろー(*´ω`*)"

安田 "ほんま、それー"



みんなからの返事が早くて、こいつら暇なんかなあ、って。
そう思いつつもなんか癒されてまう。
外はこんなに寒くて、息なんかも白くなりつつあんのに……
なんでこんな温かいんやろうなあ。


渋谷 "ええよ。ひと狩りいこ"


そう送って足を踏み出す。
公園をあとにして、振り向くことはない。空を見上げることも。


横山 "さすが!集会所いるで"

大倉 "えー、2人行くんやったらいこかな…でもなあ、明日早いねんなあ"

横山 "待っとるからな大倉。すばるまだ?"



渋谷 "すぐ行く"


足を早めて歩く道のりがこんなにも遠いとは思わんかった。
俺は、ここに来るまでの道のりを覚えてない。ただ、真っ直ぐ歩いてたどり着いた公園やから。
そこで何もせずいらん事ばっか考えて闇の中入ってしまうとこやった。

そこから救い出したのは紛れもないメンバーで、俺はいつも助けてもらってるとまた確認する。



安田 "すぐって、渋やんどっか行ってたん?"

丸山 "こんな寒いのに!?"


相変わらず目敏いヤスに俺は苦笑する。
隠し事も出来んとかなんやねんこのメンバー。小姑か。



渋谷 "ちょっとな"


また無視したら煩いやろうと一言だけ返したら余計に意味深な言葉になってしまって、煩くなった。


安田 "渋やんあかんで!外めっちゃ寒いんやから"

丸山 "またこんな遅くに"


けど、俺のこと少しだけ分かってくれそうな亮は、有る意味優しかった。


錦戸 "別にええやん。コンビニとか行くこともあるやろ?"

安田 "あー、コンビニは行くなあ"


心配してくれるヤスと丸も、それを庇ってくれる亮も、何も言わず待っててくれるヨコと大倉も………あと




村上 "明日朝早いんやからいい加減みんな寝ろや!さっきから聞いとったら全員遅刻する気か!"


…怒ってくれるヒナも。
みんな優しくてあったかくて。
俺の心は満たされて行く。


パタンと部屋の扉を閉めて、俺は自然と流れる涙を拭う。



渋谷 "ありがとう"



俺の言葉に一瞬みんな固まったようで、LINEの進みが悪くなった。


村上 "すばる?"

横山 "何言うてんの?お前"

渋谷 "ひと狩りいこうや!もう入ったで!"


笑って。笑い飛ばして。
そりゃ人生、楽しいことばっかやないし、苦しいことのが多いかもしれん。
でもそれは俺だけがそうじゃなくて。
みんなそれぞれにたくさんのこと考えながら毎日を過ごしてる。

ただ俺はその悩みを深く考えてしまうだけで、みんなの方が実際は凄いこと抱えてるかもしれん。

そんな時はみんなで笑って、笑い飛ばして、生きて行ったらええんかなって思う。


いっぱい悩んで。
いっぱい笑って。
それの繰り返しで。

ひとりやないから、先に進める。


安田 "俺もありがとう!"

丸山 "ありがとう!"

大倉 "え、何このLINE(笑)ありがとう!"

錦戸 "サンキュー!"

村上 "なんや分からんけど…ありがとう!でも早よ寝ろよ"

横山 "気持ち悪いわ!なんやねん"


渋谷 "ヨコは?"

横山 "は?言わんよ"

安田 "素直やないなあ"

錦戸 "恥ずかしいん?"

大倉 "感謝してくれてへんの?"

村上 "冷たいわあ"

丸山 "裕ちんがんば!"


横山 "何これ!こんなとこでも弄られてたらやってけへんで………"

渋谷 "はい!横山さんどうぞ!"

横山 "……………ありがとう"



俺は携帯見つめて笑う。
きっとみんなも今こんな感じなんやろうって思いながら、心がいっぱいになっていく。


渋谷 "大好きや!!"



それだけ言うて俺は携帯を裏向けた。
鳴り響く音は無視したまま、ゲームへと目を向けると呆れたヨコがいるようで笑ってまう。

「さて、ひと狩り行くかー」

赤い目のまま意気込んで、俺はここからまた進み出す。
行く先も分からないまま、ただ、真っ直ぐに。




end
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  1. 2013/11/24(日) 07:15:51|
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