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妄想∞すてーたす

∞の現実ネタを取り入れたBL二次小説を創作しております。主にやすば中心ですが、メンバー全員愛してます。

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【 でも、愛してる~ but...I love you.~】

.




ブログをアップした。
さっきまでのやりとりに、まるで言い訳するような形で。


誰に言い訳するでもない。
ファンのみんなが読んでくれてるブログに、ヤスへの想いを綴ってしまった。

でも決して、これが本心ではない。
あくまで、ただの言い訳。


"久しぶりやったからびっくりした"


"でも別にメンバーと会ってない訳じゃない。横山氏とは今朝まで一緒やった"



"家族のような存在"



"でも、間違えてはいけない。他のメンバーだって家族なのだから"





と。
このブログをもし仮にヤスが読んだとして、どう取るんやろうって考えたら……
良い方向には転ばんやろうなって思う。



好意を向けて電話をくれた相手に対して、寝起きやったからとか、久しぶりやったからだの言い訳しといて。
何でか途中でヨコの話題もいれつつ、最終的に"家族の距離感"みたいな話に変わってしもてる。


最悪やな。俺は。



悪いと思ってんのに、詫びる言葉がひとつも入っとらん。




言い訳しかない。
こんなんただの言い訳ブログや。
ファンのみんなが読んでもすぐ分かってまうやろ。


でも…………


ちがう。



「………………」




ちがう。


それは、俺の伝えたいことじゃない。
ブログの言葉をそのまま読み取ってほしいんじゃない。




彼なら…….、ヤスなら分かってくれるとか期待してる自分がいる。

ヤスは俺のこと理解してくれてるから、俺の言いたいこと、伝えたい本音ってもんを受け止めてくれとる気がする。


こんなん誰が聞いても勝手な話やと思う。
俺がされたら嫌ややもん。
めんどくさいなって思ってまう。
まわりくどいなって呆れてまう。


でも、ヤスは違うねん。


あいつは優しいから、俺はその優しさに甘えてしまってる。

こう言えば許してくれるだろうとか、理解してくれてるだろうとか、何でそう思うのかは俺のただの勘や。

でも、きっと。
きっと………………………









ブログがアップされて何分が経っただろうか。
突如として携帯の着信音が部屋に鳴り響く。


その音にピクリと肩を震わせて、電話の相手を想像する。




ソッと、そのディスプレイを覗き込み、俺は優しい気持ちになる。



さっきと全く同じ画像に、同じ名前。
次はちゃんと3コール目で通話を押す。

ドキドキと早鐘をうつ心臓を抑えて、声を絞り出す。


まるで片思いの相手からの電話みたいに、俺は落ち着きなく立ったり座ったりの繰り返しで。




「………………はい」

「渋やん。今度は…ちゃんと分かっとる?」




優しい声が耳を震わす。
ああ。
抑えてた気持ちがぽろぽろと零れ落ちる。










「ヤス…………さっきは、ごめん」









俺の言葉にヤスは電話越しで息をついたのがわかる。
ホッとしたのだろうか。
嬉しそうに俺の名前を呼んでくる。



「もう、ええよ。ちゃんとブログ読んだから」
「でも、謝っとらんかったやろ?」
「ん。でも、伝わってたで?ちゃんと渋やんの気持ち。あのブログで分かったから」





ほら。
やっぱり。
ヤスなら分かってくれるって信じてて良かった。



「あんなブログで何で分かるん?言いたいこと、何ひとつ言えてないのに」
「分かるよ。そんだけ俺の中で渋やんの存在はおっきいから」
「あ、そ。………理由になっとらんけど」



ええやん。
意味分からんくても、理由になってなくても、二人が分かってたらそれで十分や。


そう話すヤスは温かくて、俺の心に浸透していく。





「ヤス…」
「どしたん?渋やん」

「8月8日…まだ日付け変わっとらんで」
「ほんまや。ギリギリやけど、………渋やん」





エイトの日。
おめでとう。




「渋やんに出会えて、同じメンバーになれて、俺は幸せです」
「………ん」
「エイトいうたら、俺の中では渋やんが一番に出てきたから…だから電話してみてん」
「俺が?なんで?」




コツン…


質問した俺の声を最後に通話が途切れたかと思ったら、窓の外から何か小さな音が聞こえる。




コツン…





何かが窓にぶつかるような小さな音。
その音に引き寄せられるように窓へと近づくと、そこには携帯を片手に手をあげているヤスがいた。



すぐさま慌てるように外へと飛び出し、マンションの前に立つヤスの元へ駆け寄る。



「……ヤス」

「渋やん!わざわざ出て来てくれたんや?ありがとう」

「そりゃ……てか、何してっ……うわっ!?」



ギュッ


言葉を遮られ、俺は目の前のヤスに抱き締められた。
力強く抱きしめたまま、ヤスはただただ俺の肩に顔を埋める。



「渋やん、おめでとう」

「……は?」

「ありがとう!」

「ちょ、ヤス!なんやねん急に…」



ヤスの腕の中でモゾモゾと身動きが取れるように顔を出す。
そこには満面の笑みを向けてくるヤスがいて、俺は頬が赤くなるのが分かった。



「何しとんねん!こんなとこで」

「どうしても今日中に渋やんに会いたかったから来てもうた」

「来てもうた、って…明日も仕事で会うやんか」

「せやけど、今日が良かったから」


俺の言葉なんて聞く耳持たずで嬉しそうに話しとる。
そんな姿見せられたら、俺だって嫌な気分じゃない。むしろこっちも嬉しくなってまう。
ほんま、分かってやっとるんやろうか?やったら犯罪やで。


「でも、渋やんおって良かったあ」
「なんで?」
「来てもおらんかったら意味ないやろ?もし、また横ちょのとこやったらーって考えてもうたりして……」


一瞬。
そう話すヤスが悲しそうな目をした気がした。
その目を見て、俺は抱きしめる腕を少しだけ強める。


「……渋やん?」
「そんな…会ってないんやで。ヨコとは、昨日はたまたまで…」
「ん。ええんや。渋やんが横ちょ大事なんは前から知っとるし」
「それは…でも……」


はっきりせえへん俺が悪い。
こんなんやからヤスを困らせてばっかなんや。
あんな顔させて、俺はなんて奴や。
振り回して、甘えて、突き放して、また求めて。




俺は…最悪や。




「やめよ。渋やんのそんな顔見に来たんやないよ」
「ごめん…」
「ううん。俺はどんな渋やんでも愛してるから。たとえ、俺が一番やなくても、俺の中で渋やんは一番で、何物にも変えられんから」


ギュッ
しっかりと抱き締められて、俺はヤスの肩に顔を埋める。
ヤスの言葉を受け止めて、俺は言葉が見つからないまま小さく頷く。
どんな言葉が適切かなんて、アホな俺には到底見つけることができず、ただ「ありがとう」と心の中で呟くことしか出来なかった。



「渋やん。愛してる」

「…………」



いつか、この言葉の返事が見つかる時が来るのだろうか。
今はまだ返せなくても、来年、再来年と月日が経った頃には笑顔で言えるのだろうか。




『俺も、ヤスのこと…………』




誰より、何より、愛してる。と







end

ハッピーエンドなような切なさを残します。
一応これでお話は終わり。

続きは………考え中。ってことにしておきましょうか。
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  1. 2013/09/24(火) 02:47:52|
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