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妄想∞すてーたす

∞の現実ネタを取り入れたBL二次小説を創作しております。主にやすば中心ですが、メンバー全員愛してます。

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一分一秒でも君と∞やすば

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会えへん日が続くと、無性に会いたくなるんは俺だけなんかな。



「安田くんおつかれー。もう上がっていいよ」
「あ、はーい。おつかれさまですー」


今日のドラマ撮影がひととおり終了して、終わりを告げられた時に少しだけ手持ち無沙汰になった。
特に用事のない午後がはじまる。
俺は暇があまり好きじゃない。
何かしていたいと常に考えてしまう。
ボーっとする日は大事やって分かってるんやで、でもなんでかな、そういう日は彼の事ばかり考えてしまうから。
あんまり好きやない。



「………どーしよかなあ」




日も照りつけるこんな時間に終わるなんて、何かしら予定を立てたおくべきやった。
突如やってきた自由時間に俺はどうしようもない寂しさに襲われる。


彼は何をしてるのだろうか。

仕事、かな。
シフト見た限りでは違うと思うけど……遊びに行ってるかな。
それとも、寝てるか。

何をしてるんやろう。

そう考えるだけでワクワクしてしまう自分が少し気持ち悪い。

「何ニヤけとんねん」

自分で突っ込んで苦笑する。



まっすぐ歩いていた足をゆっくりと方向転換させる。
向かう場所はただひとつ。
頭に浮かんでいる彼の元へ。

彼はきっと好きな音楽聴いて、部屋で寛いでるやろう。
何もせず、昼からお酒を飲んでるかもしれん。

そう思うと笑みが零れて、足も早くなる。



「…………会いたい」




零れた言葉は本音。
会いたくて、会いたくて、仕事以外は彼の事しか考えられなくて、病気ちゃうかなと心配になったりもする。





俺が来たことに彼はきっと驚くのだろう。
そのあとに満面の笑みで困ったように笑ってくれる。


そう信じて鳴らすインターホン。
その指先が僅かに震えていて戸惑ってしまいそうになる。




「………はい」





静かに響く彼の声が心地よい。
耳にすんなりと届いた声に、俺ははっきりと自分の名前を伝える。



「渋やん?俺……安田!来てもうた」




ゆっくりと開かれた扉の向こうでクスリと笑う渋やんに、俺も照れたようにはにかんで見せる。



会いたかった。
飛びつくように玄関で抱きしめる。

ちょっと会えへんだけでこんなにも寂しいなんて。
自分が一番驚いている。


困りながらも抱きしめてくれる渋やんの優しさに今は目一杯甘えたいと思う。



「ヤス?仕事やなかったん?」
「終わったから…会いたなってもうた」


なんやねん、それ。
嬉しそうに笑ってくれるものだから、来てよかったと心から思える。

部屋の奥から聴こえて来る渋やんの好きな曲。
部屋は薄明かりだけが照らしていて、何をしていたかすぐに分かってまう。



「存分に寛げた?」
「…お前が来るまでは、な」


えー、ひどいわあ。
戯けて笑う俺にクシャリと笑ってくれて、俺も同じように返す。





……暇な時間はあまり好きじゃない。
でも、
渋やんの為に使う時間なら一秒たりとも惜しまへんよ。

少しでも会えるなら、俺はいつだって飛んでいくよ。
たった一秒でも長く共に過ごしたいと願う貪欲な僕をどうか許してほしい。


それほどに
君を
愛してる、から。


end
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  1. 2013/06/13(木) 00:27:12|
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