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妄想∞すてーたす

∞の現実ネタを取り入れたBL二次小説を創作しております。主にやすば中心ですが、メンバー全員愛してます。

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不毛な恋2∞亮→倉→ヤス→すばる→亮

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またや。
また見とる。
今日もこれで何回目やろうか。
小さく息をついて視線を大倉からパソコンへと戻す。肘をつきながらパソコン触ってる、フリ。
さっきから何も頭に入ってこーへん。
ただただ目の前の大倉を見つめては、現実を突きつけられて心が小さく悲鳴をあげてる。


しょうもない。
こんな感情は持つだけ無駄やって分かってたのに。
分かってても心がいうこときかん時ってあるんやな。
コントロールの仕様の無い気持ちやからか。難しい。俺でも分からん。


「あー。考えてたら頭痛なる」


呟いた言葉に苦笑する。
じゃあ考えんかったらええ話やのにな。
それは選択肢に入っておらず大倉から、その先に居るヤスへと視線をうつす。
そんで、とっても分かりやすいヤスの想い人はすばるくん。


なんて不毛なんや。
みんながみんな、ここまで一方通行ってのも珍しいと思う。
そして俺らはほんまに分かり易すぎてちょっとだけ反省してしまう。
グループに迷惑かけたりとかそんなんは一切ないけど、なんかなあ。
こんな露骨に出しててもええんかな、ってたまに心配なるんよ。



「………あ」



すばるくんと目が合ってもうた。
なんや不思議そうな顔されてる。
そりゃあ俺の視線が大倉からヤスにうつって、すばるくんを追っかけてたところやから、すばるくんはなんやねん、ってなるよな。


「なん?」
「いや、なんもないよ」
「ん、ならええけど」


よく気まずいコンビなんて言われてるけど、別に仲が悪いとかそんなワケやないねんで。
お互い口数が多い方じゃないから誤解を生みやすいけど、誕生日にはおめでとうてメールするし、プレゼントだって貰ったりあげたり。
そう考えると仲良しやろ?


ただ。
今はヤスからの視線がちょっとだけ痛い気がせんでもない。
あー。
ちゃうよ。
すばるくんは尊敬してるしカッコいいと思うけど、俺が好きな奴はお前ばっか見とる大倉やっちゅーねん。



あーもー、なんや嫌になるなあ。





_______________


「渋やん、今日いっしょに帰れる?」
「別にええけど、なんか寄りたいとこあるんか?」


亮とひとこと話してるだけでムッとしてしまう俺はほんまに心が小さいかもしれん。
主に渋やんに対してやけど。


「あんなあ、オシャレな古着屋さん見つけたから渋やん興味あるかなと思って」
「へえ。俺の欲しいやつあるかな?」
「どうやろ?やし、行ってみようや」
「ええよ。どうせ暇やしな」


やった。
渋やんが好きそうやろなあって前から思っとった古着屋さん。きっと古着屋さんとかなら来てくれるって思ってたけど、今はただただ嬉しい。

嬉しくて顔がニヤけてまう。
でも、それも一瞬で冷静になってまう時がある。
渋やんの視線が亮へと向いた時、俺は心が痛くて泣きそうになる。
なんでやろって。
なんで、俺やないんやろうって。

それに、渋やんの気持ちが亮に伝わないことも分かってしまってるから余計に辛い。
亮が好きなんは渋やんじゃない。
亮がいつも目で追ってるのは大倉やから。だから報われるはずがない。

やのに亮はたまに渋やんに視線を送ったりするから、そういうことするから渋やんは余計に辛いんや。
渋やんだって、亮の視線の先くらい分かってるはずやのに。
知らんフリして、自分の気持ちさえ押し殺して我慢してる。


見てて痛々しいよ。
俺を見て欲しい。渋やん。
ありきたりやけど、俺なら渋やんを幸せにしてあげれるよ。
趣味も似たりよったりやし、俺なら合わせることも出来るから。


だから。



もう不毛な恋はやめよう。


渋やんに呟いたはずの言葉が、まるで自分に言われてるようで、心の奥にやんわりと突き刺さる。



___________



あんな顔するくらいならやめたらええのに。
前まではイライラするほどそう思ってた。
でも、今なら分かる。
ヤスの報われないけど好きなんやってゆう気持ちが痛いほど分かる。
好きになってしまったらもう遅い。
どこに居てても何してても、頭に浮かぶのはヤスの事だけで、他は頭に入って来ない。

不毛やけど好きやからしゃーない。

こんな言葉、意味分からんとか理解しようともせんかったのに、今は苦しいほど分かるってどういうことやねん。
分からんで良かったのに。
こんなに苦しいなら、知らんままの方がマシやった。




「……………………」



そう思ってんのに。
ヤスがすばるくんと楽しそうに話してる顔を見ると、良かったなあ、って微笑ましく思う俺もいる。

好きやからかな。

ヤスのことをホンマに思ってるからこそ、俺が報われるよりも、ヤスが報われることを祈ってまうんかな。
それか、俺がただ臆病な偽善者か。
どちらにせよ、なんでか、俺と話してて辛そうなヤスを見るより、すばるくんと話してて幸せそうなヤスを見てる方がよっぽどか心が楽になる。



矛盾してるよなあ。



「……はあ」



机に突っ伏して苦笑する俺を、いつの間にか隣に来ていた亮ちゃんが笑う。
その顔がなんとも言えず切なそうだから、俺も自然と本音が零れてもうた。


「あんなあ。好きな人と報われたいけど、報われたくない気持ちって分かる?」
「……意味分からん」
「どう言うたらええんかな?報われたら俺は幸せかもしれんけど、向こうには好きな人がいて………それを我慢して俺と付き合う…って感じかな?それは俺も嬉しくはないなあ、って」


なんでこんなこと相談してるんやろう。
でも亮ちゃんなら的確な答えとかくれるかな、って。なんでか恋愛のことなら亮ちゃんかな、って。
偏見やけどそう思ったもんやから聞いてみた。



「難しいな。…でも、俺もそうかな」
「同じ、ってこと?」
「俺が報われんでも、好きな人は報われてほしい」


まっすぐ過ぎる言葉に思わずカッコええなあ、って思ってまう。
そんな大人びた答えはなかなか出せるもんやないよね。


「嫌、ちゃうの?自分は諦めれるん?」
「嫌に決まっとるやん。でも、幸せになってほしいから……。まあ、諦められるかは知らんけど」



なるほど。
確かに幸せになってほしい、って気持ちは強いな。


「諦めるのは難しいよな」
「そりゃそうや。幸せになってほしいと願うくらい好きなんやから」


そうか。そうやな。
それだけ好きやってことやもんな。
それは簡単に諦めるなんて言えんやろう。
そんなことならここまで悩んでない、か。



さすがやなあ、亮ちゃん。
男らしい意見を聞けてちょっとだけ心が軽くなった気がする。


「ありがと、亮ちゃん」
「すっきりした?」
「おかげさまで。…でも、亮ちゃんもそんな気持ちの時とかあんの?何せんでもモテそうやのに」


俺の言葉に亮ちゃんは驚いたあと小さく苦笑した。


「あるよ。俺だって報われへん恋したり、傷ついたりすんねんから」



やっぱりどこか切なそうで。
俺は、そんな亮ちゃんにかける言葉も見つからないままその場を去ってしまった。
残された亮ちゃんの表情までは分からんけど、なんか辛いことでもあるんかな、って心で考えてみる。

いつもそんな素ぶりを見せない亮ちゃんが珍しい。
そう思いつつも振り返ることは出来なかった。

今はただ目の前で笑うヤスと、そんなヤスに優しく返すすばるくんだけが気になっていたから。

早く、2人が上手くいきますように。

何も知らない俺はそう願うしか答えが見つからないまま。
ヤスへの想いはこのまま誰にも話さず隠そうと固く決意した。




願わくば、君と想い人がひとつになれますように。



それが今の僕の願い。




end
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  1. 2013/06/10(月) 02:40:53|
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