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妄想∞すてーたす

∞の現実ネタを取り入れたBL二次小説を創作しております。主にやすば中心ですが、メンバー全員愛してます。

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これぞ三馬鹿なり∞三馬鹿

.




「…愛するって難しいことやな」






……………





「はあ!?」



何を言うとんねん!
お前が。
亮でも、大倉でも、ヤスでもなく、お前が!

お前誰やねん。
お笑い担当代表みたいなもんやろ。

思わず立ってもうたわ。
心でそう叫んで俺はもう一度座り直す。




「……なんや、めっちゃ元気やな、ヨコ」

「…お前は、なに?」

「え?村上信五やけど。なに?」

「いや、ちゃうやん。誰が自己紹介しろ言うとんねん。アホか」

「なにってヨコが聞いたやん。なんやねん、機嫌悪いんか?」




え、なんで俺が心配されてんの?

なんか首かしげてこちら見て来はるけど、首かしげたいのはこっちやんな。
俺やんな、その役目。

待って。
冒頭のセリフはなんやったん?

これ、もっかい聞くべき?

頭の中パニック状態やねんけど。
すばるはどこや。
助けてくれ。



「なんか、悩んではるんですか?村上さん」

「なんで急によそよそしいねん。別に悩みほどではないよ。そんな思い詰めることでもないんやけど……」

「へえ。……難しいとか、なんか聞こえたんやけど、気のせいかな。やったら気のせいやな。疲れてるんやわ、俺」



なんや。
俺の勘違いか。
あかんな、耳までおかしなってもうてるわ。気をつけよ。



「あー、そうそう。愛することなあ。難しいよなあ」





なんで、またソレ!?




俺ってこんなツッコミキャラやっけ?
いや、それお前の仕事やろ。
なんやねん。
またそれなんの天然?
むしろそのキャラなに?

え、ドッキリ?

これ俺がかけられてんの?

どこや、カメラ!?
どっかでどうせ笑っとるんやろ!





「ヨコ、どうしたん?キョロキョロしてほんま落ち着きないな」

「これが落ち着いてられるか。ドッキリやねんぞ」

「は?」

「あ、ごめん。言わん方がおもろかったよな。空気読めてなかったわ」



あー、俺としたことが。
これあれやろ。
特典DVDとかのやつやろ。
最後まで気づかんフリしとけば良かったかな。いや、でもこれはこれでおもろいんちゃうかな。


ヒナのボケっとした顔に俺は悪いと目で合図する。




「なんやねん。ヨコ気持ち悪いで」





…………………



それはお前やろーーー!!!




って、ここまで出かけた。
分かる?この俺の気持ち。
分からんみたいな顔してるヒナが気持ち悪いわ。

なんやねん。
俺が悪いみたいななっとるやんけ。



おい、どないなっとんねん。




ドッキリちゃう?
え、ちゃう?

これ、ヒナの本気の顔やん。

俺めっちゃ恥ずかしいやん。




「え、あの、あれや。ヒナはなんで愛するって難しいとか急に言い出すの?なに?恋愛関係の悩み相談かなんかですか?」



「あ、いやあ、……そうやな……恋愛じゃなくてもええんかな。そうや。家族愛とか、そんなんでもええんか」


「なに?なんの納得!?」



俺の言葉に急に笑顔になるヒナが、もうほんまに怖い。
ビクつく俺にヒナは何故か握手を求めてくる。


え、


何これ、怖いんやけど。





ガチャ…………





きたーーーーー!


すばるという名の助け舟。




すばる、お願いや、お前は普通であってくれ。




「おつかれー。あ、ヒナ~。愛するってどういうことか分かったか?」



ちょ、お前まで何を感化されとるんや。
……お前だけは信じられると思ってたのに。





「ん、それな!ヨコが教えてくれたから何とか分かった気がするわ」




俺なんっもしてへんで。
てゆうか、その意味深な感じやめようや。

俺がヒナに愛することを教えるって、なんかそれちょっと、お前………



あかんくない?
考えすぎ?






「へえ。ヨコが。珍しいこともあるもんやね。ヨコもそういうの苦手やと思ってたけど」



含んだように笑われて俺はカチンとくる。今までのも重なったのかは知らんけど、俺は大声で叫んでやった。





「愛するってそんな難しいことやないやろ!愛しいとか、気になるとか、大切やとか、そんなもん全部ひっくるめて、それが愛するってことやろ!すばる見てたら可愛いな~とか、ヒナ見てたらおもろいな~とか、2人揃ったら無敵の愛らしさやな!愛おしい!とかそんな気持ちやろ!分かっとるわ、そんくらい!」





………………………………





「ヨコ、めっちゃ気持ち悪いで」


「なんか、ごめんな」





苦笑いしながら楽屋をあとにする2人を俺はそっと見送る。


残されて、俺はうっすらと涙を浮かべるしかなかった。






…………………



「さっきのヨコなんやったんやろなあ」

「歌に感情込めるってゆう話やったんやけど、意外と熱い男なんやな」

「なんかサラッとセクハラされた気分やけどなあ」

「人それぞれ性癖ってもんはあるからしゃーないんちゃうか」

「ヒナは理解力ありすぎやで」







歌に感情を込めると上手く歌えると聞いた村上は、愛するってことが深く分かれば恋愛ソングも上手く歌えるだろうと悩んでいただけなのであった。




そんなこととはつゆ知らず、
当分の間、横山は村上とすばるに距離を置かれることになる。

近づいても離れられ
声をかけてもたまに無視。



そんな2人に横山も、
うっすらと浮かべた涙を流すしかなかった。





end






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  1. 2014/11/13(木) 21:16:10|
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  3. | コメント:1
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