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妄想∞すてーたす

∞の現実ネタを取り入れたBL二次小説を創作しております。主にやすば中心ですが、メンバー全員愛してます。

『the way you are』∞ヒナすば









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ぐてーっと甘えてくるすばるを俺は今日も変わらず甘やかしてる。
こんなことやから俺がヨコに怒られるんやで。
甘やかしすぎやー、すばるがダメになるー、お前がそうやからすばるが………など。



言い出したらキリないな。

甘えるすばるの頭を撫でながらヨコの顔を思い浮かべて苦笑した。




「なんやねんな~」

「うーーーんーーーー……」



ゴロゴロと俺の膝の上で転がって唸ってる。猫みたい。
うちにおる猫と比べて微笑ましく思った。

調子に乗って顎を撫でてやるとすばるは嫌がって顔を背ける。
頭撫でられんのはいいけどこれはあかんのかいな。


「ワガママなやっちゃなあ」

「……うっさい」




悪態ついても可愛らしい。
可愛らしいから甘やかしてしまう。

まあ、それはメンバーみんな一緒やろ。

亮かて甘々やん。
ヤスも同じかな。
もー渋やんはー、言うて何でもかんでも許しとるし。
マルはまんまやな。
大倉は、なんか小さい子虐めて楽しんでる感じ。ゲーム下手や言うたり。
ヨコは………

いやいや、
ヨコかってあんなこと言いながらすばるには甘いで。
嫌われたないんやろなーって伝わってくるというか、必死やもんな。




そこまで考えてすばるを見やる。

気持ち良さそうに目を瞑る姿はほんまに猫そっくりで、こっちまで眠たくなってくる。



「お前、ほんま細いなあ」



思わず声に出てしもた言葉にすばるが反応する。
あ、嫌やったかな。
そう思ったのも遅くて、すばるがふと身体を起こした。


「太れへんねん、しゃーないやろ」


思ってたよりまともに返されて俺は目を丸くしてしまった。

なんや、気にしとったんか。


ぐーっと伸びをするすばるに苦笑する。
いつも人の意見とかは全く聞く耳持たずで、我が道をいく奴やのに、意外と気にすることってあるんやな。

身長とかもその類やと思う。
だからそこはあえて触れへんけど。




「ヒナはええよな。 細すぎひんし、太らんし……」

「あー、そやなあ。このまんまやな」

「俺もこれが良かった」



そう言うて俺の腹を殴ってくる。
痛いわ。
そんな遠慮なしに殴られたらさすがの俺も痛いに決まっとるやろ。
痛がる俺見てか、手は止めてくれたけど、とくに謝罪はないみたいで。
そんなすばる見て「自由やなあ」って呆れてしまう。



「でも、俺は嫌やけど」

「何が?」

「すばるがデカなって、ムキムキとか……考えただけで寒気する」



ぶるっと身震いしたら、すばるは可笑しそうに笑う。




「俺がデカなってムキムキ。なんや想像できひんな。でも、ええやんか。俺のムキムキ姿」



嬉しそうに笑う姿は戦隊ものに憧れる子供みたいで、俺もついつい笑みが零れてまう。
そしてそのまま腕の中にすばるを抱き込む。
急なことにすばるはびっくりしてたけど、抵抗とかは全くせずすっぽりと埋まってた。



「ええサイズや」

「………ムカつくな、それ」




ニヤニヤ笑ってやるとすばるが怒った顔で睨んでくる。
それもまた可愛いから俺には利かんけど。



「なあ、すばる」


「…あ?」


「今のままのすばるが俺は好きやで」



真っ直ぐ見つめてやると、すばるが慌てて目を見開く。
少しだけバタついて胸に顔を埋めてしまった。

恥ずかしいんかな。
名前呼んでもビクともせんし、どうしたもんか。



「すばる~」

「………………」

「おーい」

「……………………」




あかんなあ。
このままやとすばるの可愛らしい姿みんなに見られてまうわ。
たぶん耳まで真っ赤やろうし、それだけは避けたい。
あいつらから守ってやらなあかんからな。



「すばる。……みんな向かって来たで」

「………っ」

「見られたくないやろ?こんな姿」

「……!」



バッと顔を上げたすばるはあたりをキョロキョロと見渡して慌ててる。
俺を押し退けようと腕に力を込めて押してくるけど、それはあまりにも非力で俺はそれにまた苦笑してしまった。



「すばる、気ぃつけてや」


「……っ何がやねん!?離せっ」


「…………そんな無防備な姿、あいつらには見せんなよ」



いつになく真剣に言うと、すばるも口籠って頷いた。
その顔は真っ赤で、めっちゃ照れとったみたいやけど、俺は俺でその素直な返事に微笑んでまう。


そうやってずっと素直やったらええんやけどなあ。


困ったようにすばるを見つめて、
俺は小さく息をつく。





「……よっしゃ、練習しよか」




ポンとすばるの頭を撫でて俺は立ち上がる。そのあとをすばるがついてくる。



大丈夫や。
俺が一生お前の傍にいてやるから。

たとえ世界中の人がお前の敵になっても、俺だけはお前の味方でいてやる。


だから
安心して暴れたらええ。
安心して甘えたらええ。


俺が全力で愛してやるから。




これからもずっと、
そのままのすばるでおったらええんやで。



end






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  1. 2014/09/30(火) 00:09:32|
  2. ヒナすば
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蜂蜜よりも甘い心∞ヒナすば

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「……うおっ…なんや、すばるか」


突然と背中に何かが突進して来たものだから前のめりになってもうた。
原因である人物を目に止めて自然と頬が緩むのは自分でも分かる。


コイツは昔っから唐突に体当たりしてくる癖がある。
寂しかったりとなんや理由はあるみたいやけど、俺はあえてそこに触れたことはない。
たぶんやけど、そういうの詮索されるんは嫌いやと思うから。
コイツの好きなようにさせてやりたいと思ってまう。



「どーした?」
「………別に。なんもないわ」


素っ気ない態度。
こんな様子をヨコにでも見られたらまた怒られてまうな。
何度か"ヒナはすばるに甘すぎんねん"と突っ込まれてもうてるから、また面倒なことになるやろ。

そう思い周りを見渡したけど、あいにく誰も居らんくて俺はまた普段通り甘やかしてしまう。



「嫌なことでもあったんかー?」
「ないわ」
「じゃあ新手の遊びか何かか?」
「ちゃうわ。こんな遊びおもんないやろ」



下向いたまんまやけど笑ってくれた。
その笑顔が愛しくてこっちまで温かい気持ちになれる。
くしゃりと笑ったすばるはホンマかわええ。
俺が言うんやから間違いないで。




「………………すばる」
「…………?」
「お前、かわええ顔しとんな」



は!?とでも言いたそうな顔で眉を寄せて来た。
いや、思ったこと言うてもうただけやねんけど。
そんな驚かれるとは思わんかったな。


「お前…頭おかしなったんとちゃうか?」


不思議そうに目を丸々させて俺を見てくる。
まるで子供が怖い化け物見るように嫌悪感丸出しや。
さすがにそれはアカンで。傷付いたらどうしてくれるんや。



「何言うてんねんお前…」
「思ったからやないか。かわええなあって」
「うわあああっ。やめて」
「なんでや、喜べや」
「いやあ、アカンやろ。ヒナに言われんのはアカンで」


失礼な奴やな。
でも、待てや。俺に言われるのはアカンて、どういうことやねん。


「他のメンバーやったらええんか?ヨコとか…あいつらが褒めたらすばるは嬉しいんやな」
「は!?なんの勘違いやねん。別にヨコに言われても嬉しないわ」
「じゃあヤスとか…他の………」
「だから!!ちゃうやん!」



必死で否定して俺の服を掴んでくるすばるに俺も眉が下がってまう。
ああ、かわええなあって。また思ってもうた。気持ち悪いな、俺。



「…ヒナに言われるとむず痒い」
「は?」
「でも、嬉しない訳やない」

なんやねん、それ。
めっちゃややこしいわ。
結局は嫌とかやなくて嬉しいて事でええんやろか?

俺はすばるの言葉に笑みを浮かべて頭をくしゃくしゃと撫でてやる。



「ほんまかわええなあ!」
「だから可愛ない言うてるやろ!」



手を跳ね除けて怒るすばるは、それでも俺の元から離れようとはせずくっついたまま。
怒ってんのか嬉しいんかどっちやろう。
たぶん後者の方やとは思うけど、これ以上言うたら機嫌悪なりそーやしやめとこ。




可愛いすばる。
甘やかすことは良くないって分かってるけど、こんなもん冷たくあしらうとか出来んやろ。

俺だけやないはずや。
メンバーみんな甘すぎると思う。

でも、それはすばるが得た特権とかいうやつで、俺らがとやかく言うことでもない。
それはヨコも分かっとるんやろう。
すばるに怒ることは滅多にない。


「お前は愛されとんなあ」
「は?誰にやねん、気持ち悪い」

減らず口を。
そう思っても笑ってるすばる見たら突き放せんようなってもうた。


やっぱ俺、甘いな。



自覚したところで治せんのは分かってる。
だからええんや。
これからも全力で甘やかしてやろうと思う。


すばるが寂しくないように、何か合図があればすぐにでも駆け付けてやろう。

そう決めて俺はすばるに笑いかけた。




end
  1. 2013/08/14(水) 00:38:06|
  2. ヒナすば
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